「アンパンマン」の生みの親、やなせたかしさんの展覧会が連日にぎわっています。キャラクターが誕生した背景も見どころのひとつです。

熊本市現代美術館で開催中の『やなせたかし展 人生はよろこばせごっこ』は、「アンパンマン」など数々の作品から、やなせさんの人生を見つめる大規模な展覧会です。

 

4月26日に開幕し、6月6日に3万人を達成。展覧会のアンバサダー・RKK熊本放送の福居万里子アナウンサーが、セレモニーのプレゼンターを務めました。

来場3万人目となった2人は高校の同級生。やなせさんの人柄に興味をもち、来場しました。

来場3万人目 岡野加代子さん「色がきれいで見入ってしまいました」
来場3万人目 藤川幸枝さん「文章や絵にちょっとしたユーモアがある。人生を楽しもうとしていると思いました」

2人に贈られた記念品は、展覧会のグッズのタオル。ちなみに、アンパンマンの隣にいるウサギのキャラクターを知っていますか?このウサギの正体は、「やなせうさぎ」というキャラクター(自画像)です。

熊本市現代美術館 学芸員 冨澤治子さん「『ウサギは臆病で逃げ足が速く、武器も持たないから』と、心優しいキャラクターと考えてウサギを選んだと聞いています」

やなせさんの温かい人柄が感じられる展覧会。その世界をより楽しんでもらおうと、6月8日(日)はいろいろな企画が予定されています。

【絵本の読みがたり・詩の朗読】(参加無料)

【日時】6月8日(日) :午後2時~
【場所】熊本市現代美術館 ホームギャラリー

「あんぱんまん」など、やなせさんの代表作を朗読でお送りします。小さなお子さんもぜひ。

【RKKラジオ特別番組】「やなせたかしの世界 ~絵本「やさしいライオン」~」

【日時】6月8日(日) :午前11時45分~

やなせ絵本の名作「やさしいライオン」を、朗読と音楽のコラボレーションでお届けします。学芸員による作品解説も必聴です。

展覧会は6月30日まで。屋内でゆっくり過ごす休日などにいかがでしょうか?