中国の習近平国家主席は日本時間の5日夜、アメリカのトランプ大統領と電話会談を行いました。中国外務省によりますと、電話会談はアメリカ側の要請によるものです。

両首脳の電話会談が行われるのは今年1月以来およそ半年ぶりで、第2次トランプ政権が発足してからは初めてです。会談の内容はまだ明らかになっていません。

アメリカと中国は先月、お互いにかけあっていた100%を超える関税について、115%引き下げることで合意しましたが、トランプ大統領は「中国は合意を完全に破った」と強く批判、中国側が反論するなど対立が深まっていました。

電話会談で、関税のほか、アメリカ側が中国の対応に不満を示しているレアアースの輸出規制問題、さらに、中国人留学生のビザ取り消し問題などについて、打開策が見いだせるかが焦点です。