不妊治療の対象は法律婚だけ?提供者の情報を知る制度は?

小川彩佳キャスター:
国会に提出されている法案の2つのポイントを紹介しましたが、治療を受けられるのは法律婚の夫婦だけとなっている点についてどのように感じていますか?

トラウデン直美さん:
法律婚の夫婦だけということは、さまざまな事情があって事実婚をされている方や、同性カップルも不妊治療は受けられないことになる。

これまでは選択肢としてあったものが、法律ができることによって選択肢がなくなってしまうという制限がかかってしまうのは、希望がなくなってしまうような感じもあります。

家族のカタチが多様になっているので、そういったことはしっかりと鑑みる必要があるかなと思います。なんでも外国を真似すればいいわけではないですが、特に事実婚は諸外国でも認められているケースが多いです。そういったところも議論を前に進めていくうえで考えなければならないポイントかと思います。

小川キャスター:
誰のための、何のための法律なのかというところに立ち返りながら議論を進めていただきたいと思います。

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<プロフィール>
トラウデン直美さん
Forbes JAPAN「世界を変える30歳未満」受賞
趣味は乗馬・園芸・旅行