激しいせきの発作がおこる「百日せき」長崎県内の週別の報告数は今年に入り増加傾向を辿っていて、今週の報告数は2018年以降最多となりました。特に10代の感染が増えていることから、長崎県が注意を呼びかけています。

「百日せき」は主に菌の飛沫感染によっておこる感染症です。かぜのような症状から次第にせきの回数が増え、回復までに2~3か月かかることもあります。また、乳児は肺炎などを併発し、重症化することもあります。

長崎県内の百日せきの感染報告数は6月1日までの1週間で39件にのぼり、1週間の報告数としては2018年以降最多となりました。

年代別に見ると10代の感染者が最も多く、次いで10代未満、40代の順となっています。

長崎県は、飛沫感染を防ぐためにマスクの着用や、咳をするときはハンカチ等で口や鼻を覆うことを推奨しているほか手洗いや手指の消毒にも努めるよう呼びかけています。