新型コロナ収束後の「インバウンド」を見据えます。真庭市の蒜山高原に、新たに外資系のホテルがオープンしました。

(テープカット)


真庭市の蒜山にオープンしたホテル、「フェアフィールド・バイ・マリオット・岡山蒜山高原」です。

リッツカールトンなどを展開する、世界的なホテルチェーンが運営。99の客室があり、1室あたり約1万5千円と、長期滞在も可能な価格設定となっています。


(リポート 坂本良太郎記者)
「蒜山高原に建つこのホテル。建設にこの場所を選んだのは、絶景だけではありません。その理由があちら窓の外に見える『道の駅』です」


その地域ならではの特産品が並ぶ道の駅と、宿泊施設の組み合わせは、旅行者に新たな感動や発見を提供できると言います。

(マリオット・インターナショナル・日本グアム担当 カール・ハドソンさん)
「道の駅は、地域の特産品を集約することに優れている。我々は宿泊の場を提供できる。双方の強みをいかせる取り組み」

ホテルには、道の駅で買った弁当の温め直しなどができる「共有カウンター」を設け、


サイクリングなど、ホテルを拠点に蒜山エリアを周遊する滞在型の利用も視野に入れています。

(太田昇 真庭市長)
「この地域の食を楽しんでいただく、それがまた地域の農業や飲食業やサービス業、いろんな所の繁栄につながる」


このホテルでは、コロナ収束後は宿泊者の約半数が、海外からの観光客になると見込んでいます。道の駅と宿泊施設の新たな相乗効果が、地域にどんな賑わいをもたらすか、注目です。