アメリカのトランプ大統領は、お風呂で使う「シャワー」を変える大統領令に署名しました。「アメリカを再び偉大に!」というキャッチフレーズに似た「アメリカのシャワーを再び偉大に」という政策だとしていますが、一体何をするつもりなのでしょうか?
常連客でにぎわうニューヨークの理髪店。彼らのお楽しみは“シャワータイム”です。温かいお湯で頭を流してもらうと、サッパリした気分になるのは世界共通。
しかし、これすら物足りないというのが、あの人物です。
アメリカ トランプ大統領
「私は、この美しい髪を洗うため、シャワーを浴びるのが好きだが、髪を濡らすのに15分もかかる。水がポタポタとしか出ない、馬鹿げている」
背景にあるのは、アメリカの“シャワーの水量制限”です。
アメリカでは、環境への配慮などから、シャワーから出る「水の量」が1分あたり最大で9.5リットルに制限されています。トランプ大統領は、これを“過剰な規制”だとして、制限を撤廃する大統領令に署名したのです。
記者
「ニューヨークのマンションのごくごく普通のシャワーです。個人的な感覚ですけども、日本のシャワーとだいたい同じような感じがします」
バケツにシャワーの水を1分間、出し続けてみると。たまった水は6.3リットル。制度上は、この1.5倍まで水量を増やすことができます。
ただ、アメリカは日本よりも水不足が深刻で、節水への意識が社会全体で高まっています。
市民
「環境への配慮は極めて重要です。できるだけ効率的かつ効果的にシャワーを使っています」
リフォームショップでの売れ筋も「節水タイプ」のシャワーヘッドだそうです。
リフォームショップ オーナー
「このシャワーは、水と空気を使って水圧を増していて、少ない水で快適に機能します。いまの規制を変える必要はないです」
また、大統領令によって規制緩和を進めるトランプ氏の手法自体が「大統領の権限を逸脱している」という声も挙がっています。
ニューヨーク大学 法科大学院 マックス・サリンスキー客員教授
「この大統領令は完全に違法です」
大統領令による規制緩和は、連邦法でその手続きが定められています。緊急の場合を除けば、行政機関が変更理由を示し、その必要性を明らかにしたうえで、市民から意見を募る必要があります。
ニューヨーク大学 法科大学院 マックス・サリンスキー客員教授
「手続きと合理的な説明が必要で、大統領がなんでも命令できるわけではないです。この政権では、規制をめぐる権力の乱用が起きています」
大統領令を連発して改革を進めるトランプ大統領ですが、今後は、さまざまな訴訟リスクが指摘されていて、改革が思惑通りに進むかは不透明です。
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