アメリカのトランプ大統領は4日、テロ対策などを理由にイランやミャンマーなど12か国からの入国を禁止する大統領布告に署名しました。

アメリカ トランプ大統領
「私たちに危害を加えようとする者を入国させることは決して許しません。アメリカを守るための決意を阻むものはないのです」

アメリカのトランプ大統領は4日、SNSに投稿したビデオメッセージで、「適切な審査を受けずに入国した外国人や不法滞在者がアメリカに危険をもたらしている」と主張。12の国からの入国を禁じる大統領布告に署名しました。

対象となる国は、イランとミャンマーのほか、アフガニスタン、リビア、ソマリア、スーダン、イエメン、チャド、コンゴ共和国、赤道ギニア、エリトリア、ハイチとなっています。

今月9日から実施するとしていて、テロリストの出国を防ぐための対策が不十分であることや、アメリカでの不法滞在者の比率が高いことなどを理由に挙げています。

トランプ大統領はビデオメッセージで「新たな国が追加される可能性もある」とも説明しています。

また、大統領布告では、キューバやラオスなど7か国からの入国についても制限措置を実施するとしています。