5日からコンビニでも備蓄米の販売が始まろうとしていますが、コメ価格全体を下げるには一時的な効果にすぎません。こうした中、生産コストが高い日本の農業に危機感を抱く農家もいます。どうやってコストカットをしていくのか、キーワードは「スマート農業」です。
“古古古米” コンビニ販売へ 加工用に放出案も

兵庫県内のスーパーには、備蓄米を求める長蛇の列。朝5時半から待っていたという客は…
――何で買う?
列の先頭客
「安いからや。フフフフ」
5キロ税抜き1955円。開店とともに次々と売れていきました。さらに…
記者
「ファミリーマートが調達した備蓄米が続々と精米に流されていきます」
2021年産の“古古古米”についてファミリーマートは1キロ388円、ローソンは1キロ389円で5日から販売を始めます。

小泉農水大臣は4日新たに、残っている備蓄米の一部を、日本酒や味噌などの「加工用」として放出する案を検討していることを明かしました。
小泉進次郎 農水大臣
「お米は主食用米だけではないですから、こういったことについてもきめ細かい目配りというのは必要。とにかくコメの価格の高騰をなんとしても落ち着かせる。マーケットを沈静化させる。そのためにできることは全部やります」

大臣のトップダウンで価格引き下げを図る中...