ソフトボールの日本男子リーグ決勝トーナメントが、あす(5日)大阪府豊中市で開幕します。4連覇を目指す岡山市の平林金属は、投打の中心である松田光選手が、今シーズン限りでの引退を表明していて、これが国内最後の大会となります。

(平林金属男子ソフトボール部 松田光選手)
「ちょっと寂しい気持ちはあるんですけど。最後チームメイトに『アイツかっこよかったな』って」
国内最終戦を前に決意を語ってくれた平林金属男子ソフトボール部の投打の柱・松田光選手です。


松田選手は2010年の入団以来、投打の二刀流として活躍し世界野球ソフトボール連盟の最優秀選手に選出されるなど、日本のソフトボール界を代表するプレーヤーです。
日本代表のヘッドコーチも務める平林金属の吉村監督は、ここにきてチームが結束していると感じています。

(平林金属男子ソフトボール部 吉村啓監督)
「松田と長く歩んできたこのチームなので。男子ソフト界で『レジェンド』といわれる松田の最後なので。『勝ってやろうぜ』という思いがチームみんなからたぎっている感じですね」

国内の男子リーグ上位5チームにより行われる日本男子ソフトボール決勝トーナメント。全国の強豪クラブがひしめく中、平林金属は現在、この大会で3連覇を果たしています。

最後は笑って「光を胴上げしよう…」。最高の形で松田選手の最終戦を飾るという決意を胸に、王者“ヒラキン”は大会に乗り込みます。

(平林金属男子ソフトボール部 吉村啓監督)
「光の最後を飾れるように。てっぺんに登りたいなと思います」

(平林金属男子ソフトボール部 松田光選手)
「いざ大会のグラウンドに入ったら気負ってしまうのかも知れないですけど。心を落ち着かせていつも通りプレーしたいと思います」


先月の栃木国体に続くタイトル奪取を目指す平林金属、トーナメント初戦はあす(5日)午前9時半プレイボールです。