アメリカのトランプ大統領は、鉄鋼とアルミニウムに課している今の25%の追加関税を2倍の50%に引き上げる大統領布告に署名しました。

アメリカ政府は、外国から輸入される鉄鋼とアルミニウムが国家安全保障上の脅威になっているとして、25%の追加関税を課していますが、トランプ大統領は3日、これを50%に引き上げる大統領布告に署名しました。

日本時間の午後1時1分から適用されます。

引き上げの理由について、トランプ大統領は25%の追加関税では「国内産業を持続させ、将来の国家安全保障に対応できる状態にするまでには至っていない」と説明しています。

アメリカ国内の鉄鋼・アルミ産業を保護する姿勢をより鮮明にした形ですが、自動車メーカーや住宅建設業者など、幅広い業種にとって打撃になるとみられています。