天皇皇后両陛下と長女・愛子さまは戦後80年にあたり、戦没者の慰霊のため、先ほど沖縄県に向けて出発されました。長女・愛子さまにとっては、初めての沖縄訪問となります。

両陛下と愛子さまは午前10時前、羽田空港に到着し、見送りの空港関係者らに挨拶した後、特別機で那覇空港に向けて出発されました。

きょうから2日間の日程で、那覇市や糸満市を訪問されます。

きょうは午後から国立沖縄戦没者墓苑での供花や、平和祈念資料館などを視察し、その後、戦争体験者と懇談される予定です。

あすは、戦争中、沖縄の学童らを乗せた疎開船「対馬丸」がアメリカ軍の攻撃で沈没し、1400人以上が犠牲になった悲劇を伝える「対馬丸記念館」や、慰霊塔を訪問されます。

宮内庁によりますと、沖縄では激しい地上戦で民間人を含む多くの命が失われたことなどから、両陛下は「沖縄の人々に心を寄せていきたい」と思われているということです。

同行する愛子さまにとっては、初めての沖縄訪問となります。