アメリカのトランプ大統領が今月開かれるNATO=北大西洋条約機構の首脳会議に出席することが明らかになりました。トランプ氏が強く求めている国防費の引き上げで合意できるかが焦点となります。

ホワイトハウスのレビット報道官は3日、今月24日からオランダで開かれるNATO首脳会議にトランプ大統領が出席すると明らかにしました。

トランプ大統領はNATO諸国に対して、国防費をGDP=国内総生産の5%に引き上げるべきだと主張しています。

NATOのルッテ事務総長は、国防費と安全保障関連費をあわせた防衛支出全体をGDP比5%とすることで合意できる見通しを示していて、会議での成果が注目されます。

また、ウクライナのNATO加盟についてトランプ大統領が「非現実的だ」との見方を示す中、去年の首脳会議で打ち出した将来の加盟に向けて、ウクライナを支援する姿勢がどのように変化するかも焦点となります。