オランダで連立政権が崩壊し、スホーフ首相が辞意を表明しました。

オランダの極右政党「自由党」のウィルダース党首は3日、難民政策をめぐる対立により、連立政権から離脱すると表明しました。

オランダでは自由党を第一党とし、スホーフ首相率いる4党連立政権が去年7月に発足したばかりですが、自由党の離脱を受け、政権が崩壊。スホーフ首相は辞任する意向を示しました。

ロイター通信は、早ければ10月にも総選挙が行われる見通しだとしていて、スホーフ首相は新たな政権が発足するまで、暫定政権の運営を続ける方針です。

ウィルダース党首は離脱の理由について、難民申請者の流入を減らすため、国境の封鎖やシリア難民の送還など10項目におよぶ計画を発表していたものの、他の党から支持が得られなかったと説明。

「厳格な難民政策に賛同したのであって、オランダの崩壊を望んだわけではない」と述べています。