ウクライナ保安庁は、ロシアが一方的に併合したウクライナ南部のクリミアとロシア本土をつなぐクリミア橋の橋脚部分を爆破し、「深刻な損傷を与えた」と発表しました。

ウクライナ保安庁は3日、クリミア橋の橋脚部分を爆破したとして、その際の様子とみられる映像を公開しました。1100キログラムの爆薬を水中で爆発させ、橋脚部分に「深刻な損傷を与えた」としています。

ロシアが橋を部隊への補給路としていることから標的にしたと説明。作戦は数か月前から準備していたということです。

一方、ロシアによるウクライナへの攻撃も続いていて、ゼレンスキー大統領は北東部スーミへの攻撃があり、3人が死亡したと明らかにしました。「計画的な民間人への攻撃だった」と非難した上で、ロシアが停戦に応じるよう欧米諸国に制裁の強化を求めています。