高校生アスリートの祭典、長崎県高校総体は2日、競技3日目を迎えました。

このうち、大村市で行われたソフトボール女子の決勝は延長戦の末、延長戦までもつれる好ゲームとなりました。

大会5連覇を狙う王者・長崎商業か。

去年、決勝で敗れた雪辱を期す向陽か。

ソフトボール女子の決勝は去年と同じ顔合わせとなりました。

試合は、向陽のエース・柏木投手が打たせて取るピッチングで打者をおさえると。

長崎商業のエース・隈部投手も満塁のピンチを押さえ、1点を争う投手戦となります。

7回を終了し0対0のまま、試合はノーアウト2塁から始まるタイブレーク方式の延長戦へ。

8回表、長崎商業はランナーを3塁まで進めますがあと1本が出ず、チャンスを生かせません。

するとその裏、向陽は相手の守備の乱れをつきノーアウト満塁のチャンスを作ると、打席には5番・山口選手。

山口結叶選手「絶対勝つという気持ちで(打席に)立ちました」

打球は外野の頭を越え、サヨナラタイムリー。

接戦を制した向陽が29年ぶり15回目の優勝を決めました。

向陽高校ソフトボール部・篠崎柚陽主将「めっちゃ嬉しいです。この日のためにきつい練習もみんなで乗り越えてやってきたのでみんなには感謝の気持ちでいっぱいです」

優勝した向陽は7月に岡山県で開かれるインターハイに出場します。