450年余りの歴史がある広島県三次市の夏の風物詩「鵜飼い」が始まりました。初日の1日には、約40人が遊覧船から伝統の漁を楽しみました。
「三次の鵜飼」は450年余りの歴史があり、広島県の無形民俗文化財に指定されています。今年も6月1日から始まり、鵜匠たちが長さ7メートルの手縄でウを巧みに操り、アユなどの魚を捕まえていました。
遊覧船が、漁をする鵜舟と並走して進むため、乗船客は鵜飼いの様子を間近に見ることがきます。初日はおよそ40人が伝統の漁を楽しみました。

客
「良かったです、迫力があって。調教されていて、いい漁をされていました」
「もう近い所で見られて良かったです。すごく近かったので」
鵜匠上岡良介さん(46)
「間近でウが魚を取るところを見られるのは全国で唯一、三次のみ。そういうところをしっかりアピールして、しっかりお客さんに喜んでもらえたら」
「三次の鵜飼」は9月10日まで週に4日行われ、今年は新な取り組みとして三次市内の中学生を対象に乗船体験が行われます。