街の地下を走るリニアのトンネル着工です。

(畑中大樹記者)
「この立坑の向こう側、名古屋方面に向かうのが坂下西工区です。奥に見えるのが穴を掘り進めるシールドマシンで、ここから市街地の下を通ってトンネルを掘り進めることになります」

本格的な工事が始まったのは、愛知県春日井市の「坂下西工区」です。市内約10キロメートルにわたる区間で、深さ40メートル以上の地下をシールドマシンと呼ばれる掘削機で掘り進めます。

愛知県で市街地の下を通る本格的なトンネル工事は初めてです。準備段階の工事で機械の刃が欠けるなど想定よりも時間がかかったことから、当初の計画より3年遅い2029年3月の完成を予定しています。

(JR東海・丹羽俊介社長)
「今後の沿線各地での工事にとっても大きな意味があると思う」