「動くレタス農場」や就労環境にも配慮した農業法人の取り組みを紹介します。

西垣友香キャスター:
ご覧ください!レタスがレールに乗って動いています。人が一つ一つ摘み取るのではなく、このように自動化しているんですね。近未来の農業が見えた気がします

農業法人「サラダボウル」が運営する山梨県中央市の「動くレタス農場」です。
西垣キャスター:
人がほとんどいらっしゃらないですね?

サラダボウルLeafyFarm 土屋慶彦 農場長:
そうですね、人の数が少なく運営できている農場。決められた空間の中に、植えられるレタスの数を最大化して収穫できる、そんなシステムを使って栽培しています


1haあるハウス内の温度と湿度をコンピュータで管理。

1年中、40日サイクルで収穫できるため年間の収穫量は同じ広さの露地に比べて3~5倍にもなります。

また今年5月、ハウス内を暖めるガスの使用量を見える化し排出するCO₂の削減を目指しています。

販売されるレタス自体にも日持ちする特徴が。

西垣キャスター:
売り場では根っこないですよね?
土屋慶彦 農場長:
コップに水をはってもらって、その中に入れていただくとレタスがしおれにくく、ご家庭でも新鮮なレタスを楽しんでいただける


さらにこちらはサラダボウルの主力商品のトマトです。

西垣キャスター:
トマト本来の酸味と甘みのバランスが絶妙

北杜市の3haのハウスには最新設備が。

西垣キャスター:
ボタン一つで上下、簡単!

サラダボウル経営企画室 森成徳 室長:
自分の必要な高さと位置で動き、台車の上で仕事できるので非常に作業の負荷が少なくできる。誰でも気軽に仕事できる環境です。


設備面に加え働く時間を自由に調整できるなど年代を問わず幅広い人が働ける環境を整えています

森成徳 室長:
大体この農場で100名程度が仕事しています。それぞれの仕事に対する考えを尊重しながら、希望に合わせながらシフトを組んでいます

サラダボウルは消費者と働く人へ配慮しながら農業の可能性を広げています。

森成徳 室長:
どういう野菜を作るか、どういう設備を使うか、作るだけじゃないというのがあると思っていて、食べ物に関わる上から下までの流れをすべてしっかりと大切に組み立てていくことは大事にしています。

