今年1月に埼玉県八潮市で起きた道路陥没事故を受けて、北九州市で5月30日からドローンを活用した下水道管の本格的な調査が始まりました。

30日の午後、小倉北区西港町では、市の職員たちがドローンでマンホールの中を撮影し、下水道管に破損や水漏れがないか確認していました。

埼玉県八潮市では今年1月、下水道管の破損が原因とみられる道路陥没事故が発生。これを受けて国は、全国の自治体に下水道管の調査を要請しました。

北九州市で調査の対象となるのは、直径2メートル以上で設置から30年が経過した下水道管およそ54キロで、ドローンを使った本格的な調査は今回が初めてです。

北九州市・下水道保全課 松本浩一 課長
「下水道管の破損、大きな穴があいていたりとか、硫化水素が原因で腐食が進んでないかとかそういったところをしっかりと確認したいというふうに思っています」

市は、有毒ガスが発生して腐食の危険性がある下水道管を優先的に調査し、今年度中にすべての調査を完了させる予定です。