石川県内の4月の有効求人倍率は1.66倍と、5か月ぶりに前の月を下回ったものの、全国では3番目に高い水準となっています。

石川労働局によりますと、4月の有効求人倍率は1.66倍で、前の月から0.02ポイント低下しました。

一方、新規の求人は前の年の同じ時期と比べ13.7%増え、業種別にみると建設業が最も多く9か月連続で増加しています。

石川労働局・八木健一局長「能登の震災後工事が続いていて求人者も少ないことから人手不足感っていつ風な声もいただいている」

また、県内すべてのハローワークで有効求人倍率が前の年の同じ時期を上回っていて、中でも七尾管内は3か月連続の増加で、震災後の事業再開に向けた動きが出ているとしています。

石川労働局・八木健一局長「震災等によりまだ再開していない事業所があり求人が震災前1年前と比べてまだ弱いという事もある。米国の関税において雇用への影響は出ているという事は聞いていないが注意しておく必要がある」

石川労働局は県内の雇用情勢について、「持ち直しの動きが続いているものの一部注意が必要」としています。