2021年産のコメ。いわゆる「古古古米」についても新たな動きがありました。

スーパーセルシオ 鶴田英明 店長
「買い受ける米穀を適正に主食の用途として使用すること、細かい取り決めが書いている感じ」

神奈川県内にある中小のスーパー。確認していたのは、「古古古米」購入に関する書類です。

精米技術がなかったため、当初、申し込みには慎重でしたが、精米から袋詰めまで一括で頼める業者のめどが立ち、申請を考えました。

スーパーセルシオ 鶴田英明 店長
「我々の規模感でも買える要件に達していれば買えるということでは、販売できるチャンスが広がっている」

スーパーの利用客からは期待の声が…。

「(味が)落ちても、安ければ買います。それくらい皆さん困っています。米食べたいもん。情報が入れば朝から来ますよ」

しかし、先ほど午後4時半から始まった古古古米購入に関する説明会では、予想外の事実が発表されました。

スーパーセルシオ 鶴田英明 店長
「年間1000トン以上の小売り事業者みたいですね、対象は…。おそらく対象外になるのではないかなと思います」

購入できるのは年間で1000トン以上を取り扱う事業者で、こちらのスーパーは要件を満たしていません。

スーパーセルシオ 鶴田英明 店長
「取り扱いができないということは消費者にお届けできない歯がゆい思いがあります。残念ですね」

さらに、町のコメ店でも…。

こちらのコメ店では「古米」を販売したこともなく、まして「古古古米」は未知のコメです。

飯塚精米店 飯塚隆夫さん
「古古古米は全然わからない。もう古古古米って決まってますからね。何百キロも取っちゃって、何千キロも取っちゃって、美味しくなかったらそれこそ、処分とか困りますんで」