5月、大谷翔平の快音が日々響き渡った。28日には今季2度目の3試合連続となるアーチでMLBで20号一番乗り。日本人最多となる5年連続6度目の20本塁打をマークした。20号到達は自己最速のハイペースで、昨季より20試合も早い。ファンだけでなく、虜となっているのはその活躍を伝える現地メディアも同様であった。
大谷翔平の凄さを表現する実況と解説
5月11日(現地時間)に行われたドジャース対ダイヤモンドバックス戦。この試合の現地の解説は、大谷翔平(30)のすごさを表現しようとする言葉選びと、どんな場面であろうとそれを言いたいときに言う、解説者の大谷への熱い思いがあふれていた。この日は母の日で、選手はピンクのバットやベルトを使用していたほか、現地の放送では、選手と母親の2ショット写真が使われていたり、「マーガレットの息子」などという肩書きで選手や監督が紹介されたりしていた。もちろん、大谷も打率や本塁打数を紹介するテロップの下に「Kayoko's son (加代子の息子)」と小さく書かれていた。いかにもアメリカらしい演出がなされたこの試合のドジャース側の解説は「カレンの息子」で元ドジャースのエリック・キャロス氏(57)。実況は「フローの息子」であるスティーブン・ネルソン氏(36)だった。
最大級の賛辞「ショウヘイは"投手と"相性がいい」
この日の大谷は5打数2安打。キャロス氏は大谷をほめちぎっていた。6回2死三塁の場面で大谷が交代したばかりの左投手からタイムリーヒットを打った場面。実況のネルソン氏が「これで大谷は直近で左投手から8打数6安打と相性がいいです」と言うと、解説のキャロス氏が次のように続けた。
エリック・キャロス:
ショウヘイは"投手と"相性がいいと言うのが正しいです。(You can just say Shohei is great against pitchers.)
二人:
ははははは(Ha,Ha,Ha,Ha,Ha!)