南城市の古謝景春市長が市の第三者委員会からセクハラを認定されたものの辞職を否定していることを受け、市民団体は29日、市議会に対し、市長への辞職勧告決議などを求める要請書を手渡しました。

南城市に住む有志らでつくる市民団体は29日南城市議会を訪れ、古謝市長の辞職を求める2万4000人あまりのオンライン署名が寄せられているとして、市長への辞職勧告を決議するよう要請しました。

▼議長に市長辞職勧告決議を要請する市民
「市民の代表ですから市議会は。ぜひともこの数字、それから市民の声を聞いていただきたい」

要請を受けた市議会の中村直哉議長は、各議員に要請内容をしっかりと伝えるとしたうえで、29日午後に開く各派の代表による会議で今後の対応を協議する考えを示しました。

古謝市長をめぐっては市が設置した第三者委員会が今月、市長による複数の職員へのセクハラを認め辞職を提言していましたが、28日に開いた会見で古謝市長はセクハラ行為の大部分を否定し、辞職しない考えを明らかにしています。

市長辞職を求める署名を手渡す市民団体の代表者ら(29日)