北海道清水町の道東自動車道で22日、大型バイクが中央分離帯のワイヤーロープに衝突し男性ライダーが死亡した事故で、警察は死亡したのは、1人でツーリングしていた長野県の51歳の会社員と判明したと発表しました。
この事故は、22日午後5時半ごろ、清水町羽帯の道東自動車道の札幌方向に向かう上り車線で、大型バイクが中央分離帯のワイヤーロープに衝突し、男性ライダーが反対車線に投げ出されたものです。

車で通りかかった人が「男性がバイクで倒れていて、声が聞こえる」と警察に通報し、男性は意識不明の状態で病院に運ばれ、その後、死亡が確認されました。
警察によりますと、所持品や家族への聴き取りなどから、死亡したのは長野県佐久穂町の51歳の会社員の男性と判明しました。
当時、男性は長野県から観光で北海道を訪れ、1人でツーリングしていたということです。

現場の状況から男性は、札幌方向に向かう途中、中央分離帯のワイヤーロープの支柱に衝突し、衝撃で反対車線側に投げ出されたとみられています。

北海道では3日にも、道外から来た60代の男性ライダーがツーリング中に道路脇のフェンスに衝突し死亡する事故が起きています。
警察はドライバーやライダーに対し、慣れない道では無理なスピードを出さず、慎重に運転するよう注意を呼びかけています。
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