第三者委員会からセクハラ行為があったとして辞職を求められていた南城市の古謝景春市長が28日会見し、辞職せず任期満了まで続投する考えを強調しました。

▼会見冒頭で古謝市長
「辞職の提言を受け、大変驚いており、調査の一環として実施された私への聴取内容が公平に扱われなかったことは大変残念であります」

南城市の古謝景春市長は、28日午後に開いた記者会見で、今月16日に第三者委員会が公表した最終報告書でセクハラ行為だと認定された職員からの訴えについて「事実と異なる」と否定しました。

また、再発防止策として「市長が今後市政に関与しないこと」と辞職を求められたことについては強く否定しました。

「辞職については考えておらず、来年2月の任期満了まで職務を全うする所存でございます」

会見には3人の弁護士が同席し、第三者委員会の報告書が辞職を求めたことは目的を逸脱し、公平さに疑問があるとし批判しました。セクハラの認定についても「現在の基準を適用して遡ってセクハラと認定するのは不合理」だと反論しました。

古謝市長は、任期までの期間、職員がセクハラなどの被害を訴えやすいような環境を作っていきたいとして、関係部署ですでに取り組みを始めたと明らかにしました。

弁護士同席のもと会見した古謝市長(28日)