「点字ブロック」の正式名称は、「視覚障害者誘導用ブロック」といいます。足の裏が触れた感覚で安全に誘導するものなんです。
1967年、岡山市に世界で初めて設置され、2012年、日本の基準をもとに国際規格が設けられ、今では世界各国に広がっています。

実は「点字ブロック」には2種類あります。
線が並んだ形の「誘導ブロック」は進む方向を示すもので、足の裏や白杖でブロックの突起に触れて、突起の方向に進むことができます。
一方、「警告ブロック」は注意すべき位置を示しています。階段前、横断歩道前、駅のホームなどに設置されています。

障害者の方が困ってしまうのは、ブロックの上に「物を置かれてしまうこと」です。自転車や車は、障害者の方にとっての「道」をふさいでしまいます。
最近では、歩きスマホをしながら点字ブロックに沿って歩く人がいるということです。衝突してしまう恐れがあるのでこうした行為はやめてください。

ほんの少し意識を変えることで、事故は防げると思います。視覚に障害がある方への理解や配慮をお願いいたします。