七五三参りの季節です。岡山県和気町の和気神社では、境内にあるイノシシの像がこの時期ならではの姿で参拝客を出迎えています。

杉澤眞優キャスター


(杉澤眞優キャスター)
「和町神社では狛犬ならぬ、狛イノシシが色鮮やかな着物を着ています。とても華やかです」


可愛らしい振り袖を着たメスのイノシシ。


鼻先には千歳飴が。


オスのイノシシも羽織を着て勇ましい姿に。


和気清麻呂をまつるこの神社では、九州へ向かう清麻呂をイノシシが助けたとの言い伝えから、狛犬の代わりに狛イノシシが建てられています。


多くの子どもが七五三参りに訪れるこの時期に合わせて約10年前から、町内の人が提供した衣装を拝殿前の狛イノシシがまとい、参拝客を出迎えています。


(参拝客)
「だいたい狛犬とか狐とか。イノシシはなかなかないね」


「珍しくていいかもしれない。あまり見たことないもんね」
「きれいに着せてもらって喜んでるかもしれない」

紅葉が始まるこれからの時期は、通常の2倍から3倍の参拝客が訪れるといいます。


(和気神社宮司 小森国彦さん)
「お子さんが晴れ着を着て参拝されます。同じ様に七五三の衣装を着て、同じ衣装を着て一緒に写真を撮って、思い出に残ればと思います」


着物姿の狛イノシシは今月(11月)23日まで参拝客を出迎えています。