今週はTBS系のSDGsプロジェクト「地球を笑顔にするウィーク」です。
今回お伝えするのは、10番「人や国の不平等をなくそう」や11番「住み続けられるまちづくりを」に関わる話題です。

福島市では、目に障害を持つ子どもたちが「あるもの」への理解を呼びかけました。

井上和樹アナウンサー「みなさんは、外を歩くとき足元にある点字ブロックを意識したことはありますか?視覚に障害がある人たちにとって点字ブロックは「命綱」なんです。」

生徒「点字ブロックのマナーへの理解のご協力よろしくお願いします」

こう呼びかけるのは、福島県立視覚支援学校の児童や生徒たちです。

県立視覚支援学校では、9年前から点字ブロックへの理解を深めてもらおうと、学校周辺の店にメッセージが書かれたティッシュやチラシを配っています。

その中の一人高等部3年生の小山田さん。

小山田さんは全盲で、普段は白杖を使い点字ブロックに沿って歩きますが、あるとき危険な目にあったと言います。

小山田さん「自転車が来る時とか、車がブロックの上に止まっているときにぶつかりそうになった。そういう時危険だなと感じる」

学校では、そういった危険な場面を少しでも減らすため、今後も点字ブロックへの理解を推進する活動を続けていきたいとしています。

小山田さん「点字ブロックは私にとって「道」だと思っている。どういうものか知らない人が多いと思うので理解していってほしいと思う」