天皇陛下は、都内の博物館で江戸時代の出版業者として知られる「蔦屋重三郎」の特別展を鑑賞されました。

陛下は、きょう午後6時ごろ、台東区の東京国立博物館に到着し、出迎えた館長らに「楽しみにしておりました」と笑顔で挨拶されました。

館内では、江戸時代の出版業者で、浮世絵ブームを牽引した蔦屋重三郎の特別展が開催されていて、陛下は、重要文化財「三代目沢村宗十郎の大岸蔵人」などの絵を鑑賞されました。

また、陛下は、蔦屋重三郎と関わりの深い浮世絵師・喜多川歌麿らの絵について説明を受け、「描き方の特徴としてはどうなのでしょうか?」「どういう形で絵師と結びついているのですか?」などと質問しながら、じっくりと作品を見て回られました。

展示会は、6月15日まで一般公開されています。