天皇皇后両陛下が6月、広島県を訪問されることについて広島市の松井市長は「大変、意義深い」と歓迎の意を表明しました。

広島市 松井一実 市長
「天皇皇后両陛下においでいただくことは大変意義がある、意義深いことです。市民の皆さんと一緒に心から歓迎したい」

両陛下は6月19日から2日間の日程で広島県を訪問されます。広島市の松井市長は、両陛下が11年前に起きた広島土砂災害の被災地を視察されることは意義深く、また広島訪問は平和を願う広島にとっても「大切な機会になる」と話しました。

広島市 松井一実 市長
「広島の課題である恒久平和、核兵器廃絶を願う国民に対して、天皇家としてどんな思いを持っているのか、市民に直接見せていただける重大、大切な機会にもなる」

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会見では6月定例会に提出する議案も発表されました。

補正予算案としては▽北部地区学校給食センターの整備で、建設資材の高騰による増額分が計上されるほか、▽広島高速道路の整備計画で、全体事業費を変更する案が提案されます。高速5号線の建設資材が高騰したためで、150億円の増額となります。

松井市長は、「目的や効果を考え、事業を安全に進めるためには必要不可欠な費用」として理解を求めました。