高校生向けの「国語」の副教材が、SNSをきっかけに社会現象ともいえるほどの大注目を集めています。書店では品切れ状態が相次ぎ、出版社は対応に追われる事態になりました。
一体なぜ、これほどまでに人気を集めているのでしょうか。背景と人気のワケを取材しました。
末川徹記者
「横川駅から歩いて10分ほどです。話題の本の出版社が、広島県の第一学習社です」

話題の本は、第一学習社の「新国語便覧」です。高校生向けの参考書として、古文や現代文など5つのカテゴリーから構成されています。先月、Xの公式アカウントにこんな投稿がありました。
第一学習社(公式X)
「過去最速で完売になってしまいました。担当者は若干恐怖を感じています。再販の準備をしますので、何卒お待ち下さい!」

その後、購入希望のアクセスが集中し、サーバーが一時ダウンする事態となりました。抽選制を導入したそうです。
SNSでは「乗り遅れた…。確かに在庫ない」「情報量がすごい!ワクワクする」といった声が相次ぎました。