政府の備蓄米を随意契約で引き渡す方針を示した小泉進次郎農水大臣。29日にも備蓄米を引き渡し、6月の初めには、店頭に並ぶという見通しを示しました。

26日に公表された全国のスーパーでの平均価格は、5キロあたり4285円で、過去最高値を更新しました。こうした中、5キロあたり2000円程度と見込まれている備蓄米が店頭に並ぶことになります。今回の政府の決定に、街の人は…。
福島市の60代女性「いろいろなものが値上がりして大変なので、安ければ安いほどいい。(料理の)作り方によっていろいろできると思うので(備蓄米に)抵抗はない」
福島市の50代女性「この値段だとつらいので、麺とかパンとかでごまかしながらコメは食べていた。(備蓄米を)探して歩くとか、遠くまで買いに行くとなるとちょっと(購入するか)考える」
福島市の30代女性「食べたことがないので、1回買って試してみて、嫌だったらまた高いお金を出しても今の米を買おうと思う」
歓迎する声があった一方で、こうした意見も…。
福島市の80代男性「長続きするのかしないのかが問題。半年くらいで備蓄米がなくなってしまうのでは。その先に何を考えているのか聞きたい」
随意契約での販売には、27日午後4時時点で、大手スーパーなど23社が申請をしているということです。