地域自慢の棚田で子どもたちが田植えです。つなぐ棚田遺産にも認定されている岩手県遠野市宮守町の田んぼで27日、地元の小学校の児童が田植えの体験学習を行いました。

田植えを体験したのは、宮守小学校の5年生8人です。
こちらの田んぼは、2021年に農林水産省の「つなぐ棚田遺産」に認定された棚田の一角です。
子どもたちははだしで田んぼに入ると、棚田を管理する宮守川上流生産組合の農家から指導を受けながら「あきたこまち」の苗を植えました。

最初は泥に足をとられて苦戦していた子どもたちでしたが、次第にこつをつかむと丁寧に苗を植えていました。

(体験した児童は)
「苗を植えるのと苗を持ちながら歩くのがたいへんでした」
「おいしく育ってくれればうれしいです」
田植えを行った田んぼでは、秋に子どもたちが稲刈りも体験する予定です。
収穫されたコメは、学校での調理実習で使われる他、地域の産直で子どもたちが販売するということです。