イチロー氏(49)が所属する野球チーム「イチローセンバツKOBE CHIBEN」は1日、東京ドームで3日に開催される「高校野球女子選抜」とのエキシビションマッチに向け、最終調整を行った。この日は、新加入の松坂大輔氏(42)が初めてチーム練習に参加。松坂氏は球場に姿を現すと、イチロー氏から「松坂選手!」と声をかけられるなど、メンバーから温かく迎え入れられた。

練習は試合前の整列のリハーサルからスタートした。
ジョギングの際は「大輔はここ!」と先頭を走るイチロー氏から隣に来るよう指示を受けた松坂氏だが、走り始めるとすぐさま「全然(声が)出てないじゃん。こらっ(笑)」とイチロー氏のダメ出しが。それでも、守備練習が始まると「4番・ショート」らしく「ノッカーイチロー」の打球を無難にさばく身のこなしを見せた。

先発投手を務めるイチロー氏とは、二塁走者がいることを想定し、牽制に入るタイミングの確認なども行った。現役時代は投手だったことから、フライをキャッチする機会がほどんどなかった松坂氏。内野フライが飛んだ際に“誰が捕球するか”についてもイチロー氏を含めた内野陣で確認しあった。

打撃練習はイチロー氏と松坂氏が交互に行い、松坂氏は金属バットで柵越え4本、イチロー氏は木製バットで柵越え10本を放った。快音を響かせる松坂氏は「大輔は甲子園でホームラン打ったことあるの?」とのイチロー氏の質問に「はい、杉内(俊哉、現巨人3軍投手コーチ)から打ってます」と答えるなど、当時を振り返りながら練習が進んだ。

また、「9番・投手」で先発のイチロー氏はブルペンで最終調整。松坂氏が見守る中、ストレートに変化球を交え35球を投げ込んだ。プレートの位置を変え、様々なカウントを想定しながら、捕手とのサインの確認、セットポジションでの投球と、1球1球熱のこもったピッチングで来るべき本番に備えた。

「ワンポイントアドバイスください」というイチロー氏に、松坂氏は「アドバイスですか。セットの入り方ですかね」と実演。これにイチロー氏は「ありがとうございます。いやー、嬉しいわ」と感激した様子だった。

イチロー氏は昨年行われた前回大会で足を攣りながらも9回147球の熱投。17奪三振、被安打4で1-0の完封勝利を収めた。松坂氏と同じユニフォームを着てプレーするのはWBC以来13年ぶり。この日の練習は全体で3時間ほど行われ、3日の本番に向け気合は十分のようだった。

■高校野球女子選抜 vs イチロー選抜 KOBE CHIBEN
11月3日(木)場所:東京ドーム(試合開始13:30)