政府は経済財政諮問会議を開き、経済財政運営の指針、いわゆる「骨太の方針」の骨子案を示しました。物価高を上回る賃上げの定着を目指し、政策を総動員するとしています。

赤沢亮正 経済再生担当大臣
「経済全体のパイを拡大する中で、力強い賃上げのモメンタムを定着させ、全ての世代の現在および将来の賃金・所得が継続的に増加する賃上げを起点とした、成長型経済の実現に向けた取り組みの方向性を明らかにしていきたいと考えております」

骨子案では、「賃上げを起点とした成長型経済の実現」と打ち出し、日本経済全体で1%程度の実質賃金の上昇を定着させることを目指して、中小企業などの支援に政策を総動員するとしています。

また、石破政権が力を入れる地方創生については「令和の日本列島改造」と位置づけ、地域の社会課題に対応していくとしています。

政府は骨子案をもとに近く「骨太の方針」を閣議決定する見通しです。