春の高校野球岩手県大会は、26日岩手県野田村のライジング・サン・スタジアムで決勝戦が行われ、延長にもつれ込む熱戦の末、盛岡大付属が逆転サヨナラ勝ちで久慈を下し、8年ぶりの優勝を果たしました。
(記者リポート)
「きのう雨で順延となった春の高校野球県大会の決勝戦。2017年夏の岩手大会決勝ぶりの顔合わせとなりました」
秋の県大会ベスト4の久慈と2024年夏の岩手大会準優勝の盛岡大附属による決勝。
盛岡大附属は2回ウラ、ノーアウト3塁のチャンスで6番・松本。
センターへの犠牲フライで1点を先制します。
対する久慈は6回オモテ、チャンスを作り、打席には4番・和野。
レフト線へのタイムリーツーベースヒットで1-1の同点に追いつきます。
試合はその後、両チームが1点ずつ加え、2対2の同点で延長戦に。
ノーアウト1塁、2塁から始まるタイブレークの延長10回、久慈は満塁とチャンスを広げ1番・宇部智也。タイムリーヒットで2点の勝ち越しに成功。
盛附打線は相手のエラーなどで同点に追いつくと、ノーアウト満塁で3番・菅原!
ライトへのタイムリーヒットでサヨナラ勝ち。
盛岡大附属が5対4で久慈を下し、8年ぶり7回目の優勝を果たしました。
(盛岡大附属・坂本椿主将)
「いままで通りの戦いでは通用しないような試合になってしまいま
すので、東北大会ではもっと自分たちの打撃というのを出せるよう
にこれから1週間しっかり練習して準備をしてから臨みたい」
(久慈・宇部智也主将)
「この決勝で敗れた経験を糧にして、また東北大会でもいい経験を
して戻ってきて、絶対夏、甲子園行けるように全員で頑張っていき
たい」
決勝前に行われた3位決定戦では、専大北上が2対0で盛岡誠桜に勝利しました。
春の高校野球県大会優勝の盛岡大附属と準優勝の久慈は、6月10日に山形県で開幕する東北大会に出場します。