旭川女子高校生殺人事件、江別男子大学生集団暴行死事件。
2024年、北海道では若者による凶悪な犯罪が相次ぎました。
現代の若者を取り巻く状況を象徴した特徴がある一方、いつの時代にも変わらない集団心理や未成年特有の課題が浮かび上がります。
そして刑事裁判で被告となった若者たちから発せられる「後悔」と「償い」。
答えの見つからない重い問いでもあります。
少年による刑法犯数が戦後ピークを迎えた1980年代。
「史上最悪の少年犯罪」といわれるのが1989年に起きた東京都足立区綾瀬の女子高生コンクリート詰め殺人事件です。

事件の加害者のひとりである準主犯格のBが、孤独死していたことが独自取材で明らかになりました。さらに別の加害者も再犯し、他界していたことも判明。
裁判で裁いたあと、その後の加害者たちはどうなっているのか。実はメディアは検証できていません。

そして6月には日本の刑務所で拘禁刑が導入され明治以来の大変革を迎えようとしています。刑罰の現場で受刑者に科すものを「罰」ではなく「償い」へとシフトするのです。
刑務所では北海道のあるマチで長い間取り組まれている対話を参考に、受刑者の立ち直りに向けて試行錯誤しています。【本編動画はこちらご覧ください】