23日午前、岩手県矢巾町の町道で農業用水の配管が破損し冠水が発生しました。
現場は盛岡と花巻を結ぶ幹線道路で現在も通行止めが続いていて復旧の見込みが立っていません。

冠水が起きているのは矢巾町の煙山ダム西側にある盛岡と花巻を結ぶ町道西部開拓線です。
現場では大型トラックが急遽、迂回するなどして混雑しました。
矢巾町によりますと、23日午前町道西部開拓線で冠水が発生し、現場周辺は約1キロにわたり現在も通行止めが続いています。
この道路の下を通っている農業用水の配管が破損し、アスファルトがめくれ上がって町道が冠水しました。

破損した配管は、鹿妻穴堰から矢巾町に農業用水を送るための強化プラスチック複合管と呼ばれるもので、2022年にも矢巾町の同じ配管で破損が発生して道路の冠水が起きています。

矢巾町と鹿妻穴堰土地改良区は配管の水を止めて破損個所を確認する作業を行っていますが、詳しい破損箇所や程度が分かっておらず通行止めが解除される見通しは立っていません。