職員へのセクハラがあったとして、市が設置した第三者委員会に辞職を提言された南城市の古謝景春市長。

いまだ自ら説明する場を設けていませんが、市議会は23日、市長に対し早急に会見を開くよう求めていくことを決めました。

古謝市長による職員へのハラスメントについて調査するため市が設置した第三者委員会は先週、最終報告書を公表し、市長によるセクハラなどを認めたうえで市長に対し辞職するよう提言しました。

これを受け、今後の対応を協議してきた市議会は23日、各会派の代表者による会議を開き、野党・中立会派からは被害を受けた職員を守るためにも早急に市長の職務停止を求めるべきだとの意見が出されました。

これに対し与党会派からは「市長自らが説明する場を設けるのが先だ」などとして慎重な意見が出されたため、速やかに会見を開いて説明するよう市長に求めていくことで一致しました。

一方、古謝市長はこの日も通常通り公務を続けていて、自らの進退や会見の実施予定については「弁護士からとめられている」ことを理由に、無言を貫いています。