大規模な災害が発生した際、被災者の救助とともに重要なのが緊急車両が通行できる道路の確保です。
地震で道路が寸断されたという想定で、道を塞ぐ車両などを撤去する訓練が行われました。

23日午後、福岡県嘉麻市で行われた大規模な地震を想定した交通対策訓練には、警察や県の職員、JAFの隊員らが参加しました。
訓練は地震で道路が寸断され、土砂に埋もれた車に人が取り残されているという想定で実施されました。
乗用車が通行できないため、警察はオフロードバイクやドローンを活用しながら状況を本部に伝えます。

現場の警察官
「車の中に運転手あり。声かけに応じません。意識がない模様です」

RKB 田中康徳記者
「こちらは県警本部に設置された仮想の災害警備本部です。大型モニターには地上や上空からの映像が映し出されています」
本部の警察官
「セダンタイプの車両が横転。車道を塞いでいることを確認」
確認された情報をホワイトボードに書き込んでいきます。

RKB 馬場遼之介記者
「車に取り残された人を機動隊員が救助しています」
現場では、機動隊員がドアカッターを使って運転席のドアをこじ開け中に取り残された人を救出しました。