沖縄県の本庁舎の工事期間中、仮庁舎として利用する旧県立図書館の電気工事について県は22日、工事の設計書に積算ミスがあったと明らかにしました。
県によりますと、仮庁舎として使う予定の旧県立図書館の電気工事は、ことし3月に一般競争入札で落札者を決定していました。

しかし先月30日、入札に参加していた事業者の一部から予定価格の再確認を求める申し立てがあり、県が今月9日までに工事の設計書を確認したところ、資材の単価設定のミスや必要のない器具費を計上するなどの積算ミスがあったことが分かりました。
これにより、入札における予定価格と最低制限価格が高く設定されてしまい、本来、落札者となり得た事業者とは別の事業者を落札者として決定し、契約を結んだということです。
県は、「落札者となり得た事業者及び現契約者に多大なご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます」とコメントを発表し、チェック体制の強化・徹底を図るなど再発防止に努めるとしています。