7月の任期満了に伴う参院選を前に、2024年の国政選挙で相次いだ事務の誤りを防ぐため、岩手県内の市町村選挙管理委員会の投開票結果を公表する様式が統一されることになりました。

これは23日リモートで開かれた、県と市町村の選挙管理委員会の担当者会議で、県選管が指示したものです。2024年10月27日に投開票された参院岩手選挙区補欠選挙と衆院解散総選挙では、候補者の得票数について、軽米町が別の候補者に入れ間違えたり、大槌町が少なくカウントしたりするなど、合わせて6つの市と町で県選管への報告に誤りがありました。

県選管への報告内容と、報道機関向けの公表の様式が異なることが誤りの一因とみられています。
このため県選管は県のオンラインシステムの統一した様式を使って報告や公表資料を作成して提供するよう市町村選管に指示しました。

さらに6月行われる予定の参院選の公示日以降に6つの市と町を訪問し、管理体制の確認を行うということです。