広島・平和記念公園への修学旅行を前に、山口県阿武町の小学校で23日、平和学習が行われました。



平和について学んだのは、阿武町の阿武小学校の6年生です。

今月30日と31日に修学旅行で、広島の平和記念公園を訪れる予定です。



生活協同組合コープやまぐちのピースサポーターが学校を訪れ、13歳の時に広島で被爆した中村雄子さんの体験を紙芝居で伝えました。

紙芝居
「1発の原爆によって一瞬にして何万人という人が命を奪われたのです」

戦争が終わって40年後、中村さんは友だちが苦しみながら死んだことを知り、戦争体験を伝える語り部の活動を始め、核兵器をなくそうと訴え続けていることなどが語られました。



児童たちは真剣なまなざしで、紙芝居に見入っていました。

児童
「原爆はまだ世界に1万5800個もあることを知ったので、すごい恐ろしいことだと分かったし、今ある平和を大切にしていきたいです」
「核兵器の恐ろしさがより分かったし、平和の大切だと思ったので、これからもいかしていきたいです」

児童は修学旅行を前に、平和への思いを新たにしました。