SNSによる誹謗中傷からアスリートを守るため、超党派の議員連盟は対策の強化に向けた法案をとりまとめました。
現在、スポーツ界ではSNSを使ったアスリートへの誹謗中傷が相次ぐほか、指導者による暴力やハラスメントなどが社会問題になっています。
こうした問題を解消するため、国会では22日、超党派の議員連盟の会合で、国のスポーツに対する取り組みの基本的なルールについて定めた「スポーツ基本法」を改正する法案をとりまとめました。
自民党 麻生太郎 超党派スポーツ議員連盟会長
「ご存知のように、スポーツというのは日々進化をしておりまして、今の状況というものをぜひ考えて、スポーツ基本法の改正をやるにあたって、ぜひ、終盤国会、最後の中で全会一致で通させていただきたい」
改正案では、アスリートを守るため、▼SNSを使った誹謗中傷や観客などによる盗撮行為のほか、▼指導者の暴力やハラスメントなどに対し、国や地方公共団体が「アスリートが安心して競技に取り組めるように必要な対策をとる」ことにしています。
また、スポーツ団体に対しても、同様の対応を求めるとしています。
このほか、2021年の東京オリンピック・パラリンピックをめぐる汚職や談合の問題を受け、国に対して、国際大会の招致活動や運営の透明性を高めることを求める内容も盛り込みました。
超党派の議員連盟がとりまとめた法案は、いまの国会で成立する見通しです。
注目の記事
「自分は小児性愛者、女の子にしか興味がない」 再婚相手の娘(8)とその友だち(7)2人に性加害 45歳の男は7年前にも同様の事件 事実上”野放し”に

「田舎の造園屋」が魂を込める“105万円の推し活” 同郷の横綱・大の里への愛があふれて社長は本場所の“懸賞金スポンサー入り”を決断

「お昼ごはん、何が食べたい?」と聞かれたら…どう答える?地雷ワードと神ワード 共働き世帯増も、家庭内の役割は変わらず?

「朝起き上がれない…」“なまけ” と誤解されやすい起立性調節障害 不登校の児童生徒の約4割が苦しむ 適切な理解と支援を

「焼け跡で拾った器に入れて運んで、死にそうな人に飲ませてあげた。自分も頂いた」 焼野原で配られた牛乳 ありがたい気持ち今も 80年越しの御礼 広島


世界陸上の競技直後にプロポーズした、されたスロバキア代表選手2人が東京大会は「婚約者」として「同日同時刻」スタート!当時の裏話や東京大会への意気込みを語る
