千葉市はプロ野球・千葉ロッテマリーンズの本拠地球場でもある「ZOZOマリンスタジアム」について、幕張メッセの駐車場に建て替え移転する方針を明らかにしました。

「ZOZOマリンスタジアム」は1990年に千葉市美浜区の海沿いに完成し、1992年からはプロ野球・千葉ロッテマリーンズの本拠地球場として使用されてきました。

市によりますと、建設から35年が経ち、施設の老朽化が進み、機能面の更新などが検討されているなか、建て替え移転する方針に至ったということです。

基本構想では、現在のスタジアムからおよそ1キロ離れた幕張メッセの駐車場に現在と同じ屋外型スタジアムを新設。収容人数は3万3000人を想定し、観客席上部への屋根やミストシャワーの設置なども検討しているということです。

また、市民利用が可能な公共施設として、野球やイベントの利用に加えて、スタジアム内に商業空間や宿泊施設を整備することなども検討されています。

概算事業費はおよそ650億円を見込み、2034年ごろの開業を目指しています。