原発再稼働の是非をめぐり、「県民の受け止めを見極めたい」としている新潟県の花角知事。そのための手段の一つとして挙げていた市町村長との意見交換が21日行われました。
21日午後、魚沼市を訪れた花角知事。

十日町市や南魚沼市、湯沢町など5つの自治体のトップとの懇談に臨みました。

柏崎刈羽原発の再稼働の是非をめぐり、“地元同意”の鍵を握る花角知事…

【3月24日 花角知事】「県民が再稼働問題についてどう受け止めるのか、どう(意思が)固まっていくのかということを私自身が見ていく。その上で、判断をし、結論を出したい」

そして県民の受け止めは「公聴会や意識調査などを通じて見極めたい」としていました。
また、知事は見極めるための手段の一つとして市町村長との意見交換も挙げていて、魚沼・南魚沼・十日町ブロックの自治体トップとの懇談会がその皮切りとなりました。

自治体トップは原発再稼働についてどのように伝えたのでしょうか。
【南魚沼市 林茂男 市長】「関心の度合いはUPZ内所在自治体や近隣自治体と我々とで少し温度差がある。どういうやり方を取るのか非常に困難」

【湯沢町 田村正幸 町長】「私からは安全性が確保されれば再稼働すべきではないかと」

【花角知事】「議論を深めていくプロセスの中で貴重な意見を聞かせてもらえた。全体の方向感を広域自治体である県の責任者である私が探っていく、その一歩だったと思う」

知事は今後ほかのブロックの市町村長とも意見交換を重ねていく方針です。