普天間基地所属の米軍ヘリから発火性の発炎筒などが入ったバッグが落下した事故について米海兵隊は「県民に不安を与え申し訳ない」と謝罪しました。
事故は、米海兵隊のUH-1ヘリコプターが沖縄本島北部の本部半島を飛行中に、発火性のある発炎筒などが入った重さ18キロのバッグを落下させたもので、県は20日、米海兵隊に出向き、事故原因の究明や安全管理体制の見直しなどを求めて抗議しました。
県によりますと対応した海兵隊太平洋基地のティモシー・モレロ政務外交部次長は、「県民に不安を与え申し訳ない」と謝罪しました。
事故当時は、ヘリのドアを開けたままにしていて、落下したバッグは救命ボートの中にマジックテープで固定していたと説明したということです。

▼県 又吉基地対策統括監
「マジックテープが外れた原因は何かと聞いたんですけども、劣化による不具合なのか、それとも飛行機の振動で外れたのかについては調査中と」
このほか、事故発生から県への通報まで4時間かかったことについては、「ヘリが普天間に戻ってから様々な確認をしていたため」と釈明し、遅くはなかったとの認識が示されたということです。