7月1日に青森県内で解禁されるアユ釣りを前に、鰺ヶ沢町で県内の河川に放流される「養殖アユ」の出荷がはじまりました。

鰺ヶ沢町にあるアユの養殖施設では、毎年この時期、県内の河川に放流する稚魚を出荷しています。

今シーズンは、9月の採卵時期の「猛暑」と「高水温」の影響が心配されましたが順調に生育し、体長10cmほどに育った約3万匹の稚魚がトラックに積まれた水槽に移され出荷がはじまりました。

主任養殖技術員 前田崇文さん
「私たちにとって待ちに待った放流の日なので、わくわくしている。解禁日になると形の良いアユが釣れると思うので、待ってて欲しい」

出荷初日の20日は、「金アユの里」として知られる近くの赤石川で地元の幼稚園児たちが稚魚の成長を願いながら3万尾を放流しました。

アユの稚魚の出荷は5月いっぱい行われ、県内20の河川に約27万5000尾が放流されます。

そして、アユ釣り解禁日の7月1日には、各河川に若アユの銀りんを追う“太公望”たちが集います。