おととし、福岡県柳川市の美容専門学校で、バーベキュー中に生徒4人が死傷した事件の裁判です。火にアルコールを注いだとして業務上過失致死の罪に問われた当時の職員が20日の初公判で起訴内容を認めました。

この事件はおととし5月、柳川市のハリウッドワールド美容専門学校で学校行事のバーベキューの際にコンロの火が炎上して18歳の男子生徒が死亡したものです。
この事件ではコンロの火にアルコールを注いだ当時教員助手だった篠原翔大被告(25)が業務上過失致死の罪に問われています。

20日の初公判で篠原被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
検察側は「前日の予行演習では当時の理事長がアルコールを使って着火したが、生徒が集まる場での使用は推奨していなかった。
燃え上がった炎は高さ2~3メートル、温度は900度前後に達していた。」と指摘しました。
弁護側は起訴内容について争わない姿勢を見せました。