中国政府は、若者の4月の失業率が15.8%だったと発表しました。景気の先行きが不透明ななか、高止まりの状態が続いています。

中国国家統計局の発表によりますと、4月の学生を除く16歳から24歳の失業率は15.8%となりました。2月と3月の失業率はそれぞれ16.9%と16.5%で、前の月と比べると0.7ポイント改善しました。

ただ、中国では6月から7月にかけて大学生が卒業シーズンを迎えることから、今後、若い年代の雇用情勢が厳しさを増す可能性もあります。

他の年代の失業率は、▼25歳から29歳までが7.1%、▼30歳から59歳までが4.0%で、若年層の雇用情勢が目立って悪化しています。